
毎月コラム
毎月の当番表に添えて寄稿しているコラムのアーカイブです
今のあなたにとって、きっかけになるヒントがあるかも?
2025年3月
2025.03
〜腑に落ちる〜
筆者は昨今、否応なく変容を迫られているように感じ、漠然とした閉塞感を感じていますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
目的や背景の不明確さや気持ちへの配慮不足を感じると、腹落ち感を得られず、先行きの不透明感や閉塞感を感じることにつながるようです。
認知行動療法とは、その人の認知の変容によって行動の変容を目指す心理療法ですが、認知の変容に大事なのは、「腑に落ちる理解」だそうです。
どんなに正しいことを他人から言われても、本人が自らそれを発見して納得しないと、行動を変えるのは難しいとされています。
「腹落ち」し「腑に落ちる」感覚は、精神的健康ももたらすそうです。
腹落ちするための手段の一つに双方向のコミュニケーションが挙げられますが、その前提は、相手をリスペクトし、相手に関心を持ち、相手の立場に立つことだそうです。
ピアサポサロンでも、仲間がお待ちしております。
青木SG
【参考文献】
・『「腹落ち」を促進するコミュニケーションとは?』 的場、PHP人材開発HP
・『認知行動療法と「腑に落ちる理解」』 重松・尾形・伊藤、広島大学心理学研究第18号 2018
2025年2月
2025.02
〜スポーツカウンセリングとは?〜
「スポーツカウンセリング」とは、アスリートや指導者の、試合前後の不安、選手/指導者との人間関係等の悩みや、「今よりもっと力を発揮したい」という思いに対し心理面のサポートやアドバイスを行うものですが、我々の訓練にも当てはまることが多いのではないでしょうか。
例えばflight中、『相手の何気ない一言が気になってしまう方』や、『「自分は〇〇したいけど、この人の場合は△△の方がいいんだろうな」と、隣の人が気になってご自身のパフォーマンスを発揮しきれていないと感じている方』、ピアサポという選択肢はいかがでしょうか。
ピアとただ話すだけでも気づきがあると思いますし、相談として別室でお話しすることも可能で
す。
青木SG
2025年1月
2025.01
〜サロンをリニューアルしました〜
毎月「ピアサポサロン」へのお誘いをしておりますが、
10月下旬にリノベーションした、実際の部屋の様子をご紹介します。
コーヒーやお菓子をご用意してお待ちしております。
ちょっと一息に、ぜひお立ち寄りください。
(ご相談用には別の部屋があります)
青木SG
2024年9月
2024.09
~信頼が生むもの~
私は自分の心の奥底を覗いたことがあります。
人間関係のトラブルが強いストレスとなり、常に頭の中を占め、怒りの感情や心の声がやまず、仕事に支障をきたすほどでした。
私はピアのメンバーに相談し、臨床心理士の先生に相談しました。
私は思いの丈を話し続けました。
先生は私を無条件に信頼し、全てを受け止めて聞いてくださりました。
何を話してもいいんだという安心感に包まれました。
その安心感や温かさこそが、私を少し前向きにしてくれました。
自分の心は何に反応しているのか、人はこうあるべきという
自分自身の信念(価値観)に反する相手の言動に反応していました。
自分を苦しめているのは、実は、自分の内面にあるこの信念だと気づかせてもらいました。
人はそれぞれの信念を通して物事を観ているそうです。
苦手な相手をコントロールすることは不可能ですが、自分を苦しめている自分の内側にあるものを手放すことや思い込みを変えることは、自分で出来るのだと気づかせてもらいました。
『信頼関係』は、約束や決まりごとではありません。
目に見えませんが、確かに温かさや安心感として感じるものですね。
信頼関係があるから何でも話せる、自己開示するから信頼関係が生まれる。
何を話してもいい場所がココにあります。
ピアの仲間は、いつもそこに居ます。
何もない日常の時こそ、ピアサポ!に足を運んでいただけると嬉しいです。
吉田全
2024年8月
2024.08
しんどくないですか?
いきなりですが、しんどくないですか?
気分が晴れ晴れしていないことを「憂鬱」=「うつ状態」とするならば、さらに重い状態が「うつ病」となるようです。うつ病になりやすい性格は、他者配慮性,几帳面,良心性,責任感の強さ,仕事熱心などで、これらの特徴が強い人は、強いストレスをより感じやすいそうです。
乗員特有のライフイベントである訓練・審査やその前後では、そうなりがちであることを予め自覚
しておくと良いかもしれません。
例えば、昇格訓練〜昇格後の時期の状態は、次のようになるでしょうか。
「多忙による心身の疲労」を抱えながらも「自分の昇格」を果たし、「労働条件の大きな変化」を経験するが、仕事では「同僚との人間関係」「上司とのトラブル」や「仕事上のミス」が重なったり、プライベートでは「結婚」し、「家族が増え」、時には「夫婦喧嘩」もすると、相当なストレスを抱えることになりかねないでしょう(「 」内の記述は、「勤労者におけるストレス評価法」にあるライフイベントです)。
これらの対応策は、個々のストレス解消法やレジリエンスの発揮となるでしょうか。
その一環として、家庭での困難、仕事上のトラブルなど、ピアサポサロンにお話しにいらっしゃいませんか。喋ると、少しでも気が晴れるかもしれません。
青木SG
【参考文献】
日医ニュース 健康プラザ No.454 うつ病・抑うつ状態と、うつの違いってなあに?
https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/454.pdf
立命館大学研究活動報 RADIANT うつ病と健康の境界はどこにある?
https://www.ritsumei.ac.jp/research/radiant/article/?id=69
NCNP病院HP 4月から環境が変わった方へ〜ライフイベントのストレスについて〜
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/rinshoshinri/rinshoshinri_blog20220411.html
2024年7月
2024.07
リーダーシップ、と聞いて何を思い浮かべますか
リーダーシップ、と聞いて何を思い浮かべますか?
規程内で「リーダーシップ」はよく目にしますが、その定義は見つかりませんでした。一例として米国海軍の士官候補生を対象としたリーダーシップ教本の定義は、「一人の人間がほかの人間の心からの服従、信頼、尊敬、忠実な協力をえるようなやり方で、人間の思考、言画、行為を指揮でき、かつそのような栄誉を与えうる技術、科学、ないし天分」 だそうです。
この定義では、指揮以前の信頼、尊敬といった心理的要素も強調されています。
Part1-07 RDでも、Designated Leadership を発揮するためには、 「メンバーの自信も引き出す」,
「 メンバーに対する敬意を持つ」,「気遣う」 など(の心理的要素)が必要とされています。
ということで、リーダーシップに関してお悩みの方、サロンで仲間とお話ししてみるのはいかがで
しょうか。Zoom・電話・メール等でもどうぞ。
青木SG
【参考文献】
『リーダーシップ アメリカ海軍士官候補生読本』(アメリカ海軍協会著/武田文男、野中都次郎
訳/生産性出版
日経BOOKプラス>名著を読む>アメリカ海軍に学ぶ、リーダーに重要な要素とは?
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/030300216/030300001/ )
2024年6月
2024.06
Aerodocs × "感情・気持ち"
Aerodocsで”感情”や”気持ち”をSearchすると、安全や訓練に関連し相当数見られます。
運航では数字・事実・根拠以外に、私達の心理も大事な要素ということでしょうか。
心理的な安定には、癖や行動傾向など自分を知ることが必要と仮定するならば、「自分を知る重
要な鍵は、自分の精神活動の中の気持ち・感情に気づくこと」だそうです。
即ち、「今ここで、自分は〇〇な気持ちになっているな」と気づくことで、「自分はこういう時は〇〇
になりがちだから、そうなりそうになったら△△のようにしよう」と自分自身に対して先を予測し、
Countermeasureを構築できるかもしれません。
(これは仕事に限らず、ご友人やご家族との関係でも応用できそうでしょうか)。
とは言え、自分の気持ちを口にする機会は、日常では少ないのではないでしょうか。
また、分かっていてもなかなか難しいと感じている方もいることでしょう。
ピアサポで話すことで、もしかしたら気づくこともあるかもしれません。
サロン・Zoom・電話・メール等、仲間がお待ちしています。
青木SG
【参考文献】
『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』平木典子,2000,金子書房
2024年5月
2024.05
お話しして吐き出すことでスッキリ~匿名のままご相談いただけます~
ピアサポの雑談や相談は、仕事関係だけではありません。
プライベートの介護,育児,夫婦関係,金銭,などのお話しは「事柄」のようでも、
そこには「感情や気持ち」が絡んでいることが多いので、ただただお話しして吐き出すことでスッキリしていただけることも多いようです。
また、解決策をご一緒に探すお手伝いをさせていただくこともありますが、
答えを決めつけたり、助言を押し付けたりすることは一切いたしません。
同僚であるピアに話し難いことでしたら、社外の立場の白濱心理士がお聴きします。なお、面談予約は匿名でも可能で、メールや電話では匿名のままご相談いただけます。
また、誰とも顔を合わせず専用の相談部屋に直接お越しいただけます。
全てのピアが守秘義務を負い厳守いたします。
平成28年の厚生労働省の調査では、「ストレスを実際に相談した」労働者のうち、92%はストレスが「解消され」たか「解消されなかったが気が楽になった」そうです。
悩みが生まれた際に「誰かに話すだけで楽になる」と感じる方が多いという結果が出ています。
別の統計(EPPSI GUIDE)によれば、パイロット全人口の5%の方に精神的な支援が必要で、その70〜80%はピアサポで問題に適切に対処されるそうです。
モヤモヤしていて、相談しようかどうしようか、それ自体がお悩みでしたら、まずは、ぜひお気軽にお声をおかけください。
青木SG
2024年4月
2024.04
困難を乗り越えるための考え方
〜SOC: Sence of Coherence(首尾一貫感覚)〜
ストレス対処や困難を乗り越えるための考え方として、「サルトジェネシス(健康生成論)」のご紹介をよろしいでしょうか。これはイスラエルの医療社会学者のアーロン・アントノフスキーによる、「健康を保持する要因の解明と強化を目指した理論」と言えます。
そもそも彼が何故このような理論を唱えるようになったかは,1970年代に強制収容所を経験した女性たちの健康度の評定結果で、強制収容所からの生還者の約3割の女性がかなり良好な状態であったという研究からだそうです。収容所での想像を絶するような恐怖を経験し,何年も難民であり続け,3つの中東戦争を体験したにもかかわらず,なお良好な健康状態を保ち続けられたのはなぜかという疑問が彼の健康生成論を生み出すきっかけだったそうです。
この理論の中核をなす概念は「SOC(首尾一貫感覚)」という、「ストレスフルな出来事・状況に晒されながらも、その人の内外にある資源を上手に動員し対処することによって、心身の健康を守れるばかりか、それを成長の糧にさえ変え、健康で元気に明るくいきいきと生きていくことを可能にする力であり源」であり、「レジリエンス」に似た概念と言えるかもしれません。
この下位概念には、
①処理可能感(「出来る」、「なんとかなる」)
②把握可能感(「わかる」、「現状と今後を見通せる」)
③有意味感(「やるぞ」、「これは必要な試練だ」)
がありますが、レジリエンスを高める具体的な心がけとして、この3つの感覚を意識してはいかがで
しょうか。
そして、さらに下位には、サルトジェネシスの健康を保持する具体的な要因である健康資源とし
て次の3つがあるようです。
①物理的資源(教育、地位、書物、経済力など)
②社会的資源(人間関係、家族、周囲の支援や理解など)
③心理的資源(安定した世界観、価値観、人生観、生きる意味など)
すなわち、いくら資源があっても、高いSOCがあって初めてそれらは生かされ、意味づけられ、ストレスに対処出来ることにつながると考えられます。とは言っても中々気持ちの切り替えが難しかったり、上記SOCの3つの感覚のようには思えずに、
「きつい、挫けそうだ」,
「自分にはどうすることもできない」,
「いったいどうしたらいいんだ」,
「どうでもいい」,
「なんで自分ばかりこんな目に遭うんだ」,
「こんな不条理なことは納得できない」
などと思う方、あなたは1人ではありません。今すぐでなくても、気が向いた際には、ピアとお話ししませんか。
サロン、メール、電話、Zoom、いつでもお待ちしています。
青木SG
【参考文献】
・青山幸生,牧 裕一
,山本達夫, 広門靖正,永田勝太郎(2019) サルトジェネシス(健康創成論)と患
者力 全人的医療 18巻,1号
・山崎喜比古,戸ヶ里泰典,坂野純子(2019) ストレス対処力SOC-健康を生成し健康に生きる力とそ
の応用. 有信堂
・魚里明子(2013) 健康生成論に基づいた「健康に生き抜く力」の概念に関する研究ー
概念モデル抽出のための文献検討ー
,関西看護医療大学紀要,5巻1号,p10-27
2024年3月
2024.03
ストレスや不安軽減の対処法
ストレスや不安軽減の対処法を色々受け取られているかと思います。
今回はそのうちいくつかの生物学的な「根拠」についてです。
①深呼吸
自律神経は意志で制御できませんが、唯一の例外が呼吸です。呼吸の長さや回数を制御するこ
とが呼吸法ですが、横隔膜には自律神経が密集しており、腹式呼吸でゆっくり吐いて横隔膜を動
かすことが副交感神経を優位にさせ、リラックスできるのだそうです。
②栄養摂取、適度な運動
脳内で精神現象を制御する神経伝達物質のうち、セロトニン・ドーパミン・オキシトシン・エンドル
フィンは「幸せホルモン」と呼ばれているようですが、特にセロトニンやオキシトシンを増やすこと
がストレス状態の軽減やこころの安定をもたらすそうで、たんぱく質とビタミンB6・運動・朝日でセ
ロトニンをupさせ、こころを安定させます。
③雑談や会話
雑談や人との会話でオキシトシンをupさせストレス状態の軽減を図り、人に自分のことを話すこと
でドーパミンをupさせ、やる気を自ら引き出します。
相談が無くても、ピアサポサロンで雑談はいかがでしょうか。
青木SG
2024年2月
2024.02
JPSPのHPがリニューアルしました。
◯さらに見やすく、以下の章立てを整理しました。
・About (JPSPとは・理念・3原則・セーフゾーン・組織図)
・JPSPができること (相談カウンセリング・心理検査のフィードバック・アルコール・乗務復帰)
・相談について (面談の形式・予約の流れ・PEER紹介)
・読み物
・🆕フォーラム (新機能)
◯フォーラム(掲示板)
匿名の掲示板で、パスワードエリアとなります。
フライトや業務、趣味、時事ネタ、各機種ネタなど何でもOKです。
加えて、相談ごとや困りごとを匿名で、アドレスや電話番号も秘匿した状態で、語ることができま
す。
パスワードは、Aerodocs〉10 Administration〉01 Fleet Remarks〉A350 NVZ〉A350.6 LINK〉下か
ら6行目の、『PWは、「*****」をご入力』
青木SG
2024年1月
2024年1月
皆さま、お疲れ様です。旧年中は、有難うございました。
2023年のJPSPは、サロン・電話・Mail・Zoom等、のべ約1300人の方にご利用いただきました。
うち約1割の方からご相談としてお話しを伺わせていただき、「もっと早く来ればよかった」「根本的な思考の整理に繋がった」等のお声をいただいております(声の紹介に関し、ご本人の承諾をいただいています)。
JPSPに対するご意見やご不満等は、サロンでの対面や電話、HPの「お問い合わせ」、又は匿名のforms( https://forms.gle/XBJhG4F46fY2tGbm7 (https://forms.gle/XBJhG4F46fY2tGbm7) )からお知らせいただければ幸いです。
今年もどうぞよろしくお願い致します。🙇
2023年12月
皆さま、お疲れ様です。
AIRBUS 「Safety first」の「Training Pilots for Resilience」には、
( https://safetyfirst.airbus.com/training-pilots-for-resilience/ 下の図も。)
・フライトクルーは、自分たちのレジリエンスを構築するために、competencyとconfidence(自信)を発展させる必要があります。
・レジリエンスの向上は、自信を強化する原則に大きく依存しています。デブリーフィングセッションでのポジティブな結果を強調することは、これに不可欠です。インストラクターは(中略)パイロットのパフォーマンスのエラーや不足点にのみ焦点を当てると、レジリエンスのレベルが意図しない方向に低下する可能性があります。
とありますが(訳:某翻訳アプリ)、前回お伝えした心のレジリエンスも同様のようです。
と言うのも、ある研究では「レジリエンスの発動には自尊感情や自己効力感などの心理的基盤を維持・強化することが有効」である可能性が示されています。
「competencyだけでなくconfidenceも」ですね。
師走のお忙しい時期ですが、ピアサポサロンでホッと一息は、いかがでしょうか。
「心理的基盤の維持・強化」についてのお話しも拝聴させていただきます。

2023年11月
皆さま、お疲れ様です。
私たちの仕事上の「レジリエンス」には、もしかすると一種の悲観的な態度が必要かもしれませんが、心に関する「レジリエンス」とは、「困難にめげずに立ち直る力」などを指し、そのためには「楽観主義」がいいようです。
例えば苦境にある時に、「自分が悪い」よりも「原因は〇〇だ」、「いつもこうなる」よりも「〇〇を克服すれば大丈夫」、「ずっとこのままだ」よりも「次は必ず成功する」という捉え方をすることでしょうか。
「ポジティブ心理学」によれば、この「楽観主義」は柔軟な認知の学習によって身につけることができるそうです。
困難や逆境にあって、ついついひとりで悲観的になりそうなときには、ピアとお話しするのはいかがでしょうか。柔軟な認知の学習に関してのご相談も承ります。
上記の必要性を感じない方も、珈琲と菓子でホッと一息、はいかがでしょうか。
2023年10月
皆さま、お疲れ様です。
「HANGAR Flight」の新機長「聞いてみました」の中の『機長になるにあたって「最も必要」と思う能力は?』で使われたフレーズと単語を、2017年1月号から最新号まで調べたところ、断トツだったのは、第2位「心,気持ち」(心の平穏、強い気持ち、など)、第1位「自分,自己,己」(自分自身を知る、自己分析、など)でした。
そこで今回ご提案する雑談や悩み相談以外のJPSPの利用法は、「自己理解のお手伝い」です。それは、ピアとの何気ない雑談からそのヒントを得ることや、加えて、
・毎月1回など複数回の対話による、ご自身に向き合うお手伝いや、
・心理検査を実施し、その結果をもとにした対話による気づきのサポート、
で、一人での取り組みよりも短時間で、明確な、深い効果があるかもしれません。
サロン、メール、電話等で、まずはお話を伺わせていただければと思います。
なお、「自分を知る」ことについて興味がある方は、「ロッテ・西村天裕 “自分を知る”ことで見えてきた新しい景色-NHKニュース」が、参考になるかもしれません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230830/k10014178391000.html
2023年9月
皆さま、お疲れ様です。
ピアサポートの部屋では、「相談」だけではなく、「雑談」もできます。
ある研究によれば、「相談」はライフイベント等による重いストレス反応の軽減に有効であることに対し、「雑談」はそこまでには至らない、日常的に生じる些細な出来事等による軽いストレス反応の軽減に有効、というエビデンスが示されています。
軽い一つのストレスでも対処しないと積み重なり、その影響力は無視できません。
「病んだら相談」以前に、先ずは雑談にお越しいただくのはいかがでしょうか。
対面で雑談ができる「居場所」があるピアサポートは、世界の航空会社でJALだけです。事情を理解でき傾聴するピアが月水金10〜18時、茶菓を用意しお待ちしています。
その日の当番が知らない人でも大丈夫🙆♂️。ピアとは、同じような立場や境遇、経験等を共にする仲間です。もし自分から話し始めるのが億劫なら、まずは勧められる茶菓をどうぞ。当番の人の方から、あなたのお話しを伺うはずです👂。
2023年8月
皆さま、お疲れ様です。
自己効力感(セルフエフィカシー)という言葉・概念のご紹介をよろしいでしょうか。
これは、「自分なら出来る」と思える感覚のことで、この高さは課題の達成に直結し、これが低いと、自分或いは相手の本来の能力が発揮できなくなりかねないでしょう。
これを高める方法は、以下の4つだそうです。
①自ら成功経験を体験し、達成感を持つこと。
②他人の行動を観察し、代理的に成功体験をすること。
③自己や他者からの言語的説得(「これをやれば絶対に出来るよ」等)。
④自分の感情を俯瞰して捉え、「自分は冷静だ、これなら出来る」等と知覚すること。
では失敗を避ける方がいいかと言うと、そうではないようです。失敗は新しい学習にとっての情報を与えてくれるものであり、能力を増大させていくための一つの過程であって無能力を意味しません。失敗したとしても、「自分なら出来る」と思い続けられるように、自分或いは相手にも、自己効力感を高めるような関わりがよいでしょうか。(その前提が心理的安全性であることは皆さまご存知の通りです。)
尚、上記の4つの方法にはそれぞれにコツがあるようです(参考文献:セルフエフィカシーの臨床心理学:坂野・前田,2002)。対面・Zoom・電話等、ピアと話してみませんか。
2023年7月
皆さま、お疲れ様です。
今回は、アテネオリンピック金メダリスト・元体操選手で、今はメンタルトレーナーとして活動をしている米田功さんのお言葉のご紹介をよろしいでしょうか。
『アテネの後に、度重なる手術を乗り越えた経験があります。そんなとき、メンタルトレーニングやカウンセリングで救われました。
カウンセラーには、日常の出来事を話して、もやもやしているものを吐き出しただけ。
カウンセラーは、僕の話にじっと耳を傾けてくれてました。
カウンセリングを受けることは、悪いことでも恥ずかしいことでもないんです。
前に進もうとしている人には、カウンセラーはパートナーのような存在だと思います。
単純な悩みなら、話すだけでも気持ちが浄化されてスッキリしていくと思います。
もし話せる人がいないなら、この機会に話せる人を見つけてみるといいと思います。』
(出典 厚生労働省HP「こころもメンテしよう,ケースに学ぶ,インタビュー,米田功」)
上記「カウンセラー」を「ピア」に置き換えていただけますでしょうか。電話・Zoom・メール等でもどうぞお気軽に。「話せる人」がサロンでお待ちしています。
2023年6月
皆さま、お疲れ様です。
Flight中にネガティブな気持ちになったことはありますか?例えば、相手から何か言われたり、相手の言動を受け入れられなかったり、自分を不甲斐なく感じた時などの「嫌だ」「イライラする」「怒り」「悲しみ」などの感情(=陰性感情)です。
強い陰性感情を抱くと、人間はエラーに陥りやすいことが知られています。Decision Makingのプロセスに、直観的思考を用いるSystem 1と分析的思考を用いるSystem 2を組み合わせたDual process theoryを用いる方法がありますが、陰性感情を抱くと分析的思考がシャットアウトされ、直観的思考に依存した推論に頼ることになり、その結果エラーが誘発されることが推察されます。
ですので陰性感情を抱いた場合はエラーの可能性が高くなることを認識してOperationを行い、エラーを防ぐためには、陰性感情に適切に対処する必要がありそうです。
その対処としては主に、自分の感情をあるがままに受け入れた上で、それに巻き込まれないことが必要でしょう。加えて、陰性感情は溜め込まないことが肝要でしょう。そんな時、ピアサポートで吐き出してからご帰宅、はいかがでしょうか。(具体的な対処スキルの情報や書籍もあります。)
2023年5月
皆さま、お疲れ様です。
20代後半〜30代前半は、「クォーターライフ・クライシス」という時期だそうです。
この時期は、社会に出てからの理想と現実のギャップを感じたり、自分自身の生き方に迷ったりして、不安や葛藤が生じやすいそうです。
他の人が自分よりも輝いて見えたり、幸福感を得にくいと感じられる場合は、自分自身と向き合ってみてもよいかもしれません。
JPSPには、プライベートなことも含め、守秘義務を守り拝聴する仲間がいます。
引き続き、サロン・メール・電話等にて、雑談・相談・心理検査等、お気軽にどうぞ。
2023年4月
皆さま、お疲れ様です。
40〜50代は「中年の危機」(ミッドライフ・クライシス)と呼ばれる時期で、それまでに確立してきたアイデンティティが、この時期に訪れる変化によって揺らぎ、生き方の軌道修正や、アイデンティティの再構成が必要になることもあるそうです。
(英語の「crisis 」には、「危機」の他「岐路・分かれ目」の意味があるそうです。)
ベストセラーの「定年後」の著者楠木新さんは、この世代で迷い等生じる人は「成長している実感が得られない」、「誰の役に立っているのか分からない」、「このまま時間が経っていいのだろうか」、のようなお気持ちになるそうです。
JPSPには、プライベートなことも含め、守秘義務を守り拝聴する仲間がいます。
引き続き、サロン・メール・電話等にて、雑談・相談・心理検査等、お気軽にどうぞ。
(20~30代については、次の機会にご紹介させていただきます。)
2023年3月
皆さま、お疲れ様です。
これまで数回、各機種GMTにてピアによるJPSPの説明会を実施しています。
そこで出た声には、次のようなものがありました。
・利用者の体験談(こんな良いことがあった等)を知りたい。
・どういう時に行けばいいのか分からない。
個性は人それぞれですから、こんな時に行く、こうすればこう良くなる、
と一般化するのは難しいのですが、ピアは、
例えば病気を治すために薬を処方する、というようなスタンスではなく、
皆さま自身に内在する力を尊重し共に考える、という姿勢でお話しを拝聴します。
ご利用者からは、「話して前向きになれた」、「スッキリした」、などのお声もいただいています。
GMTや各種会議体・勉強会など、要望をいただければ、上記のお声に対する具体例や仮想事例も含め、ご説明に伺います。
引き続き、サロン・メール・電話等にて、雑談・相談・心理検査等、お気軽にどうぞ
2023年2月
Next-gの皆さま、お疲れ様です。
突然ですが、「愚痴」の意味を広辞苑で調べてみたら、
「言っても仕方のない事を言って嘆く事」、だそうです。
だとしても、愚痴でも、話すことで、
・気持ちがスッキリします。
・自分を客観視できて頭の中が整理できます。
(因みにこれを、「○○○○○効果」といいます。答えは最下段です。)
お立ち寄り、メール、電話、心理検査など、お気軽にどうぞ。
パイロット事情を理解できる仲間がいます。
答え、「カタルシス効果」
2023年1月
皆さま、お疲れ様です。
今回は、心理テストについてお知らせします。
サロンでの心理テストは、
テストの質問に答えて「あなたはこういうタイプです!」という答えをもらって終わり、ではなく、
「あなたにはこのような考え方やものの捉え方の傾向があります」と、自分を少し離れたところから客観的に見るイメージです。
そして、そのような傾向も大事な個性ですから、それを活かしながら、
お困りごとにどのように適応していくのが良いのかを考えるお手伝いをさせていただく、というのが、サロンでの心理テストの利用法となります。
もちろんお困りごとがなく、ただの興味でも歓迎です。
お気軽に雑談がてらでも、おこしいただければと思います。
